赤ちゃんが熱中症かも!?病院に連れていく目安と判断のポイントは!?
5月に入ってから急激に気温が上がり、赤ちゃんに元気がない。
親としたら「何かの病気かも?」と心配になりますよね。
もしかしたらそれは「赤ちゃんの熱中症」かもしれません。このGWの時期は、意外に熱中症になりやすいのはご存知でしょうか。
この時期は、ちょうど季節の変わり目で、4月までは肌寒かったのですが、5月に入った辺りから気温がグッと上昇し、気候の変動に体がついていけず、熱中症になる人が多いそうです。
特に赤ちゃんの場合は、大人と違って自分で体調が悪いことを周囲に伝えることはできません。親が一早く、体調の変化に気づけるかどうかにかかっています。
そこで今回は、赤ちゃんが熱中症かどうかの判断のポイントと病院に連れていく目安について解説します。
赤ちゃんが熱中症かどうかの判断のポイントについて
赤ちゃんは、体が小さい分、体温調節がうまくできないので熱中症に弱いです。
さらに、初期症状である「のどが渇いた」と自分で訴えることもできません。ですので、親が気づいて早めに対処してあげる他ありません。
以下に熱中症の主だった症状をまとめました。
・頬が赤く体が熱い
・母乳やミルクをいつもより飲みたがる
・尿が少ない
・機嫌が悪い
・元気がない
といった項目のどれかに当てはまれば、熱中症と考えることが重要です。また、当てはまる項目が多いほど、熱中症が疑われます。
赤ちゃんが熱中症かと思った時、病院に連れていく目安は
まずはケアしてから、病院に行くかどうかの判断します。
そのケアの仕方は、まず体を冷やします。 木陰や冷房の効いた涼しい部屋へ移動させます。
衣服を1枚ぬがせてゆるくして、冷房の風を送ります。
冷えたタオルや保冷剤で首回りや脇(太い血管のある場所)を冷やすこも有効です。 ぬるま湯を霧吹きでかけたり、28度くらいのシャワーをかけてから扇風機をまわします。
こうすることで、体から水が蒸発する時に熱を奪い、体を冷やします。 次に意識がしっかりしているのであれば母乳やミルクを飲ませます。あれば、経口補水液でも良いです。
そうしても、以下の症状が出れば病院を受診しましょう。
・発熱して冷やしても下がらない
・汗が出なくなり手足は冷たい
・呼びかけても反応が鈍い
・6時間以上尿がでない
あくまで述べてきたことは、熱中症かどうか微妙なレベルの話です。
意識がない、呼吸がないなどといった命に関わる症状が出た場合は、迷わず救急車を呼びましょう。
そこまではいかないまでも、病院に行くかどうか迷って判断がつかない場合は、病院を受診しましょう。
素人判断が一番、怖いです。もし仮に医者から「問題がない」と言われれば、安心できるではありませんか。
まとめ
今まで話してきた赤ちゃんの体調の変化に一早く、気づくためには"日頃から良く観察しておく"ことが大切です。そうすることで、赤ちゃんの平常時をよく知っているため、ちょっとした体調の変化に気づくことができます。冒頭で話しましたが、大人だけでなく特に赤ちゃんはこの時期、季節の変わり目は体調に要注意です。
また、熱中症には以下の予防法があります。
・疲労、空腹、睡眠不足を避ける
・ご飯・水分をしっかり取る
・室温は26 〜28度に保つ
・外出時は帽子をかぶせて直射日光を避ける
などといったものがあります。
まずは、赤ちゃんには上記の熱中症予防をちゃんとしてあげて、その上でも熱中症になってしまった場合は、冷静に症状を見定め、適切に対処することが大切です。
ある意味、5月の暑さは夏真っ盛りの8月の暑さよりも熱中症のリスクが高いかもしれません。
過ごしやすい4月と比べると、5月は気温が急に上がり、特に赤ちゃんもそうですが、大人も「暑さの耐性」が出来上がっていません。
片や8月は、それまでの2か月で徐々に気温が上がっているので、暑さの耐性が出来上がっているわけです。
この暑さの耐性がない時の急激な気温上昇がヤバいのです。母子ともに5月の暑さには、くれぐれもご注意を!
※本記事の内容はあくまでも目安です。判断にあたっては専門家の指示を仰ぐようにしましょう。